【新唐人2014年10月19日】無実の罪で投獄されていた中国の人権派弁護士、高智晟(こう ちせい)氏は、釈放されてから2か月あまり経ちますが、今も警察の厳しい監視に遭い、軟禁されています。耐えかねた高氏は包丁を振り上げて警官に抗議をしたそうです。また、高氏は歯が抜けて命の危険もありましたが、当局の妨害でまだ北京に帰ることができません。
10月17日、高智晟氏の妻、耿和(こう わ)さんがツイッターに書き込んだ情報によると、高氏の釈放後、複数の警官が交代で家に入り、高氏を監視したため、高氏は包丁を振り上げ「今度また家に入ったやつは殺してやる」と抗議しました。
北京の人権派弁護士 胡佳氏
「警官がしつこくつきまとったため、高氏は怒り、刀を振り上げ、また来たら殺すと言ったのです。今 警官は外で高氏を見張っています」
このほか妻の耿和さんによれば、高氏は1週間前に病院で歯を2本抜きましたが、出血が止まりませんでした。1週間後、ようやく甥に病院に送ってもらったものの、危うく命を落とすところだったそうです。しかし、警察は高氏が西安の病院に行くことや北京の自宅に帰ることも許しません。
北京の人権派弁護士 胡佳氏
「高弁護士は北京に戻ることを要求し続けていますが、当局に拒まれています。北京のほうがよい治療を受けられるのに…8年も迫害を受けてきたので、高弁護士の体はぼろぼろです」
家族は高氏の居場所を明かしませんが、恐らく陝西省北部の実家だろうと見られています。
高弁護士の兄 高智義氏
「複雑な問題なので、聞かないでください。気がかりですが、仕方ありません。私たちも言付けすらできません」
高弁護士はこれまで何度も中共指導部に対し、公開状で法輪功学習者への違法な弾圧をやめるよう訴えてきました。結果、残酷な迫害に遭い、何年も投獄されました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/10/18/a1147132.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/佐藤 映像編集/李)